ドンケ（キャラクター紹介）

ドンケ

気弱で少しおっちょこちょいな所もある心優しいオスのキジ。クルムが初めて出会う藪知らずの森の住人でもあります。
クルムが藪知らずの森で蛇に食べられそうになっていたところを自慢の脚力で助け介抱してくれました。

ドンケの生まれ育った村には大昔に鳥の王「カーネリアン」が住んでいたとされる巨大な岩山がありその岩山の頂上には彼が身に付けていた「カーネリアンの飾り羽」と言われる王冠が次の王が来るのを待っているという伝説がありました。

鳥達の間ではその岩山に挑むことを「カーネリアン王への挑戦」と名付け誰が世界で1番の鳥になれるかを競っています。
参加条件は全ての鳥達に与えられていますが、挑戦者のほとんどが屈強な翼を持つ鳥達ばかりで飛ぶことのできないドンケは長い間その岩山に挑むことを諦めていました。

キジは元から飛ぶのが得意な種族ではありませんが、彼の翼は生まれた時からとりわけ小さく数メートルも飛ぶことができません。
立派な翼を持った鳥達はそんな彼のことをからからいました。そのうち本人もそのことを気にするようになってしまいます。くやしかったドンケは足を鍛え、ダチョウでさえも追いつけない俊足と猛禽類もかくやとばかりの握力を手に入れます。

そんな彼に同じく空を飛ぶことができない走鳥類達から「ドンケの足ならあの岩山を登って攻略できるのではないか」と挑戦を進められるようになります。さらにクルムとの出会いで彼は「カーネリアン王への挑戦」を決意するのでした。